「大学を卒業したら、

本当の事を、

話そうって、パパと決めてたの」



「本当の…事?」



「そう・・・

恭介、あなたは小百美と血は繋がってない」



「何言って・・・」



「その封筒に、

真実が書かれているわ。

恭介、あなたは、

パパの友人の子供。

あなたの本当の両親は、

事故で亡くなった・・・

たまたま家であなたを預かっている時に、

その事故は起こった」



「…冗談はよしてくれよ」


「冗談なんかじゃないわ。

あなたの両親は天涯孤独の身同士。

恭介は、施設に入らなきゃいけなかった」