・・・

それから月日はどんどん流れ・・・

オレは大学を卒業する日が来た。

・・・

卒業証書を手にしたオレは、

大学を出た。

・・・

門の所には、

母さんが微笑んで手を振っている。

・・・

オレも微笑んで、

笑顔で母さんに近寄った。


「卒業おめでとう」

「ありがとう」


・・・・?


オレの手に、

一枚の封筒を置いた母さん。


「今までたくさん苦しめてごめんなさい」


「・・・え?」

訳が分からず、

母さんを見つめる。