ゴールまで走っていくと
その先輩らしき人が
ボールを指でクルクル回し
笑顔で立っていた。


ドキン…

心臓がドキンと跳ねた。
その笑顔が
あまりにも眩しすぎた。


「新1年生??」

「はい」

「名前は??」

「桜川春子です」

「春チャンか♪俺は南城大!!」

「よろしくお願いします☆」

「おう♪何部入るの??」

「バスケ部です!!」

「まじで?!一緒じゃん♪」

その喜んだ顔が
格好良かった。
そしてまた、ドキン…と心臓が跳ねた。






あたしこの人が好きなのかな…