《陸斗side》



「ほんと、久しぶりだな」


店内のサイドにある長椅子に
2人で腰掛けて

アイスコーヒーを飲みながら
俺と歩美は話を始めた。


『りく…
ここらへんで働いてるの?』

「うん。市内の会社で」

『そうなんだ

…バスケは?
どっかに所属して
やってたりしないの?』

「もうやってない」


そういやあ歩美も

たった1ヶ月くらいだったけど
バスケ部のマネジだったっけ。

そんなことを思い出す。