『今日まで…

ずっと、我慢してたんだ』



私の頭を撫でながら
陸斗が言った。



『穂波のことが
大切だったから

…今日まで、ずっと…』



まだ

始まったばっかりなのに



なんかもう

溶けちゃいそうだよ、私…