「ここが…アジト?」 ルナは、かすれた声を上げた。 細い道は、豆電球ひとつなく、闇。 奥にある扉を開け、中に入ると、豆電球がいくつか、ぶら下がった部屋だった。 「そうだ、ここがアジト」 「あんれーー?また客人?」 女の声だ。リュオンとはどういう関係なのだろう。 ルナは、こっちを見た青いチャイナドレスの少女とリュオンとを交互に見た。