「ここだ」



 リュオンがペガサスを止めた。



「ここ?」




 そこは、住宅街。どこにも、アジトなんてない。



 やっぱり、アジトっていったら、洞窟みたいに薄暗いとこだよね?



「ここに、アジトがあるの?」



「まあ見ていろ」




 リュオンが、杖を出し、立ち並ぶ建物の前の道を叩いた。



 コツッ、コツッ。


 ドドドドドドドドド…!!