『カナテ…ゲルブ、今までありがとう。皆で、約束しましたね。リュオンを倒すって。でも、もうその一件からは手を引いてください。リュオンは、強いです。あなたたちが刃向かって敵うようなような相手ではありません。私は…二人に犬死にしてほしくありません。だから…復讐は諦めてください』





 ルナ…。



 確かに声はルナなのに。



 声からは彼女の心が読み取れなくて。



 内容も、ルナの伝言だとは信じたくない内容だった。




「ルナ…」