「さっき、私たち四人の攻撃は当たったのに効かなかったよね?たぶん、あれは効かなかったんじゃなくて、吸い込まれたの」




「吸い込まれたぁ?」




 今度はスイレンが、間の抜けた声で。




「うん。闇に変化した集合体にね」




 そう、闇。




「だから、カナテの光で試したんだ。集合体のもう一つの弱点を」




 それが、闇。