あたしはそれから、学校には行かなくなった。
彩海と他愛ない話をずっと待ち遠しく待っていた。
あれから彩海とはメル友になり、色んな話をした。
あたしは、夏起くんにも会っていない。
何度も夏起くんが家に来たり、メールをくれたりした。
でも、全てあたしには出ることが出来なかった。
もうあたしの身体は汚れてしまった。
どんなに消してしまいたくても事実には変わりはない。
夏起くんのことは……………忘れるようにしようとしたんだ。
あたしにはもう夏起くんを想うことすら許されない。
夏起くんには何度も酷いことをした。
どんなことをしても許されることはない。
あたしは自分でその『道』を選んだんだ。
あたしには『人を愛することは出来ない』
それがあたしが選んだ『運命』だから。