シルバーウィークまであと
一週間足らずのある日
池田に「アドレス教えてーや!」

と言われた。

俺はそのとき池田から
アドレスが書かれた
一枚のノートの切れ端を
渡された。

そして、
池田 「ちゃんとメールしてきてな!」

俺 「時間あるときするわ!」

そんな会話をした。
だが本心ではとても嬉しく
中2にとっての女の子との
メールはすごく楽しい。
だから家に帰りすぐさま
そのアドレスを
打ち込んでいった。

だが俺はそのアドレスに
メールを送るとことに
戸惑っていた。

そら池田はヤンキーの女で
もしかしたら嘘のアドレスで
俺のことをからかっている
のでは、と思い送信出来ずにいた。

そして3日ぐらいたち、
池田が、
「なんでメールしてきてくれへんの?」

と言ってきた。

俺 「時間なかったからなぁ。」
  「なんやったら今からしよか?」

と冗談半分で言うと、
池田が即答で「うん!」
と言うので学校に携帯を
持って行っていた俺は
トイレで未送信に残っていた
メールをそのまま送信した。

するとすぐ返事がきて
それからと言うもの
二人の仲もだいぶ近づき
毎日、メールのやりとりをした。

そしてそのままシルバーウィークを
迎えその後も連絡をとり続けた。