「か、考え語としてて・・・」
「そう、家そこだからあがってけば?」
「は?何で」
突然のことで意味がわからない。
なぜ、道を間違えただけでコイツの家に
行く破目になるのか理解できなかった
というかやっぱりあの表札はこの松原だったのか。
「暑いし、家で涼んでけばいいじゃん」
「遠慮する。それより道教えろ」
「可愛げねぇな、お前」
うざいぞ、こいつ
慣れてるから平気だが。
「男の家にあがるなど私のプライドが
どうかしてる、第一人気者のチャラチャラした奴
の家など言語道断だ」
「はぁ、人が誘ってんのに文句つけるなよなっ」
そう言われ、手をひっぱられ無理やり家にいれられた。
「ただいまぁー」
中に入ると松原の部屋へいれさせられた。
「結構片付いてるんだな」
「まぁな、女いれるとき汚いと呆れられるから」
なんという女好きだよ・・・。
そこに呆れるっての
「座れよ。」
「やっぱ帰る」
「えっ入ったばっかなのに」
「お前が無理やり入れただけでえ私は嫌だ」
「道わかんねぇんだろ?」
「自力でどうにかなる」
行った道を戻ればどうにかなるはず・・・
「ならあとちょっといろよ、お前と話したこと
ないし丁度いいしさ」
「『人気№1が無理やり女を家に入れた』という
記事をかくと評判はどうなるか」
「理由があるから大丈夫だ」
「松原・・・お前はさっきから私を
女扱いしてるが・・・なぜだ」
いつも男たちは私を男扱いしてくるのに
「お前女子だろ、見た目以外」
「一言よけいだ・・・でもうれしい」