「あの・・・・確か、名前日向くんだったっけ?」



「ん?そう、中野日向。ヨロシク」


「あ、あたしは椎名めいです。えーっとヨロシクっ」


今のあたしはこれが精一杯。


きっと顔が真っ赤になっているはず。


ばれないように必死に髪で隠したつもり。


今まで彼氏がいなかったあたしには、やっぱり男の子と話すのが慣れてない。


「あの、何て呼べばいいかなっ?」


「俺の事は日向でいいよ。俺は何て呼べばいい?」


呼び捨てなんて、できないよぉ・・・


「んっと、じゃあ日向くんで。あたしは椎名でもめいでも。」


「なら、めいって呼ぶ。」

そう言い笑顔を向けてくる日向くん。


まっ眩しすぎます!!

それに男子からめいって呼ばれたの高校入って初めてだし、なんかとりあえず今のあたしは火照っているはず。



けど日向くんの声低くて優しい声だったな。

そんなことをぼんやり考えていると、委員会が始まった。