「あ、美羽りーんっ。おはよ」

 靴箱に着くと北條くんがいる。

 隣には、橋村くんがいた。

「北條くん、おはよ。・・・橋村くんもおはよ」

 チラッと橋村くんを見るけど

 別にいつもと何も変わらない様子。



 橋村くんへの気持ちはぶっ飛んだはずなのに

 なんか意識しちゃってるよ、あたし。


「ちょ、美羽りん。まこっちゃんで良いってば」

「あ、忘れてた!まこっちゃん、おはよっ」

「ん、合格☆」


 ほら、笑顔1つで胸が熱くなる。



 がっつり好きってことじゃないですか、これは。


「誰待ってんの~?」


 2人に真珠が問う。


「ん、ちょっとねー」

 ・・・あ、昨日言ってた人かな?