「あそう……」
「料理してくれないと自分がするハメになりますから」
「けど、課長は自分でしてるらしいよ」
「あぁいうのは、僕には向かないです。半々くらいまらまだマシかな」
今時だなあ。既に40近い上司と結婚した私は、半亭主関白の状態なので、こういう今時のイクメンやら何やらが、羨ましくも思える。
「けど、一番はそうやって奥さんが全部してくれることです」
そう言われると、顔を上げられなかった。顔が赤面しているのが、自分でも分かる。
落ち着いて、ゆっくり弁当を食べるふりをする。
次の違う話題を探さなければいけない。
なのに彼は、
「なかなかできませんよね、きちんとした人じゃないと」
と、更に続けた。
「料理してくれないと自分がするハメになりますから」
「けど、課長は自分でしてるらしいよ」
「あぁいうのは、僕には向かないです。半々くらいまらまだマシかな」
今時だなあ。既に40近い上司と結婚した私は、半亭主関白の状態なので、こういう今時のイクメンやら何やらが、羨ましくも思える。
「けど、一番はそうやって奥さんが全部してくれることです」
そう言われると、顔を上げられなかった。顔が赤面しているのが、自分でも分かる。
落ち着いて、ゆっくり弁当を食べるふりをする。
次の違う話題を探さなければいけない。
なのに彼は、
「なかなかできませんよね、きちんとした人じゃないと」
と、更に続けた。