女性の先輩から「冷蔵庫におススメのポッキーあるから」と言われ、私が食べたのが、メンズポッキーだった。
「メンズポッキーは細くて美味しいよっていう意味で買ってきたんだと思いました!」
と、私は焦って言い張り、笑う吉永の隣で先輩は、
「違うよ! 私が言いたかったのは、フランのこと!」
と、困った顔を見せた。
「メンズポッキーは僕のです」
吉永は笑顔で答えた。
「すみません、吉永さん、私、明日買い直してきます」
「いいですよ、別に」
吉永は、別に何も気にしていないように仕事に戻った。
それが、始まりだったと思う。
それから、先輩や後輩を交えて、何度も食事やカラオケに行った。それと同じ回数くらい、私は40近い上司と何度も寝て、結婚に踏み切った。
子供はすぐにでき、育児休暇に入り、会社も1年数か月たっぷり休んで復帰した。
その時から私はパート社員になり、吉永との距離は一層開いた。
そして、更に開いた理由がある。
「メンズポッキーは細くて美味しいよっていう意味で買ってきたんだと思いました!」
と、私は焦って言い張り、笑う吉永の隣で先輩は、
「違うよ! 私が言いたかったのは、フランのこと!」
と、困った顔を見せた。
「メンズポッキーは僕のです」
吉永は笑顔で答えた。
「すみません、吉永さん、私、明日買い直してきます」
「いいですよ、別に」
吉永は、別に何も気にしていないように仕事に戻った。
それが、始まりだったと思う。
それから、先輩や後輩を交えて、何度も食事やカラオケに行った。それと同じ回数くらい、私は40近い上司と何度も寝て、結婚に踏み切った。
子供はすぐにでき、育児休暇に入り、会社も1年数か月たっぷり休んで復帰した。
その時から私はパート社員になり、吉永との距離は一層開いた。
そして、更に開いた理由がある。