とりあえず、服だけは着ようと、重い腰を上げた。



「まだ裸かよ」



「だって腰が痛いから」



「…もう1発、いける」



「聞こえなーい!」



絶体、1発なんかじゃない。

何発だって、いける人だ。

急いで着替え、腰を押さえてリビングへと戻る。



「恵央斗さん、携帯を取ってくれませんか」



「何で敬語」



ソファーにゴロンとし、「何となく」と返しながら放置ばかりのメールを確認。