緩慢な動きで頭を撫でられて
ドキドキするけど居心地よくて
ふにゃ~、と力が抜けていった。
・・・ん、だけど。
「ん、きゃ!」
首筋にちくっと走ったイタミに我に返って、
ぉ兄ちゃんをばばばばっと払って飛び起きた。
「んもーっ!!
何でいきなり噛むのっ!?
ぉ兄ちゃんのバカ!」
「ふ・・・噛んだわけじゃねーんだけど」
「イジワルっ、サイテーっ、
もー絶対、抱っこなんてされないっ!!」
またイジワルされた!
ぷんすか怒った私は、
くくっと笑っているぉ兄ちゃんを置いて部屋を出た。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…