妄想でテンパリながらも、 なんとかミッションクリア。 ふぅ。 「デキタよっ♪」 「似合う?」 「うん!」 カフス型だけどちゃんと針のあるクロムのピアス。 シルバーのボディーに黒の十字架の掘られた シンプルだけどオシャレなヤツ。 見た瞬間、絶対ぉ兄ちゃんに 似合うって思ったモン。 「ありがとな。」 そう言われて、私も満足して ベッドから退こうとしたら 「でも―――」 そんな言葉と共に伸びてきた腕に絡み取られた。