「えと・・・プレゼント。タンジョービおめでとぉ、ぉ兄ちゃん。」


「・・・開けていっか?」


「ぅ、うん。」






リボンをほどいて中をみるぉ兄ちゃん。


気に入ってくれるかな?


ピアスなんだけど。






「ちょっとコレ持ってて」と言ってプレゼントを私に持たせたぉ兄ちゃんは、
自分の耳から付けていたピアスを外した。





「ん。みぃ、付けて。」

「えぇっ、私が!?」



焦るものの、まな板のコイ状態で身を投げ出したぉ兄ちゃんに動く気配はなく、
仕方なしにピアスを付けてあげる事にした。




ぅぅ・・・




痛くないとはいえヒトの体に針通すなんて
若干こぁいし

普段ヒトの耳触るなんてめったにあるシチュエーションじゃないし





色々な意味で指が震える。






しかもこっち側はともかく、向こう側は
ベッドに乗り上がんなきゃ付けらんないじゃんっ。





ベッドってか、いっそぉ兄ちゃんに・・・





もぉーっ、なんなのこの
私がぉ兄ちゃんの寝込み襲ってるよーな光景はっ!