「小谷。ソイツ誰?」
「ぉ兄ちゃん・・・」
「俺はオマエの兄ちゃんになった覚えはネぇッつってんだろ。」
「・・・トモダチのぉ兄ちゃん。」
「ふーん?」
「オマエ、コイツに二度とチョッカイかけんなよ。」
「トモダチの兄ちゃんにはカンケーナイじゃないっすか。トモダチの兄ちゃんには。」
「カンケー大ありだっつーの。」
なんだろ、これ・・・
私に対するシスコン度が上がってる気がする!
ちょっと嬉しいカモ♪
でも
低い声に私は慌ててぉ兄ちゃんのシャツの裾を控えめに引っ張った。
妹扱いは嬉しいケド・・・
「宮城はちょっと意地悪する時もあるけど軽薄男じゃないよ?」
殴んないでね?
殴んないよね?
「さぁ?ホショーはできねーな。」
えぇっ、何でっ!