ぱちっといきなりデンキが点いた。
それに続いて
「にゃんこちゃぁん。」
あむちゃんの声が聞こえて、私はぉ兄ちゃんを突き飛ばして廊下へ飛び出した。
「あむちゃぁぁああん。」
「ぁ~にゃんこちゃん。よしよし、こぁかったねぇ。今、ブレーカーあげてきたからもうダイジョーブだょ。」
飛び付いた私をあむちゃんが優しく撫でてくれる。
心臓はドキドキバクバクして涙も滲んでるけど
原因はカミナリでも停電でもない・・・。
でも、あむちゃんになんて言ったらいいんだろ・・・。
なんかカミナリの見せた幻みたいで。
いきなりドンと来て
ドキドキバクバクしてるうちに現実に戻ってきた、みたいな。