駄々っ子みたいに言い張る私に遊さんとぉ兄ちゃんが顔を見合わせる。



「ん~、俺は別に構わないけどぉ?」


「・・・わぁった。じゃあ、ヨロシク頼むわ。俺、今から亜夢迎えに行かにゃなんねーから。」


「はいよ。」





ぉ兄ちゃんが立ち去るのを見送ってから、遊さんはふはは、と笑いながら、ずっと俯いてた私を覗きこんだ。





「また愛留にイジメられたんー?何そんな泣きそーな顔してんのさ。」






涙を堪える私は口を尖らせて、ホントにブサイクなんだろーけど・・・



んな笑わなくてもイイじゃん。



でも遊さんはヤッパリ優しいぉ兄ちゃんみたいで






「ほれ。かーえろ♪」





何事もなかったみたいにそう促されて、遊さんと家へ帰った。