・・・ぉ兄ちゃんなんて やっぱ大っきらいだぁ・・・ じわっと鼻の奥が痛くなって、顔を隠すよーにウサギに押し付ける。 そこへ 「んー?あれ?愛留とにゃんちゃんじゃん。グウゼーン♪」 明るい声がして、遊さんがぷんぷん手を振っていた。 私はたたっと遊さんのトコロに駆けた。 「私、遊さんに送ってもらう!」 「は?」 「へ?」 「遊さんがイイっ!!」 ぉ兄ちゃんといると苦しくなる。 だから優しくて楽しい遊さんがいい。