ハシャイで喉が渇いた私達は、缶ジュースを買って壁際で休憩した。
「みぃ。これからも亜夢のトモダチヨロシクな。」
ふいにそんな事を言われて、ぉ兄ちゃんに顔を向けた。
「自分で言うのもなんだけど、俺ちょっと名前知られてっし。
昔から俺目当てで亜夢に言い寄ってくるヤツも少なくなくてさ。
アイツ、人間不信とまではいかねーけど、トモダチ作んのちょっと億劫になってたんだよな。」
そんな言葉にクラスメートに珍しく言い返していたあむちゃんを思い出す。
そか・・・
あむちゃん、ぉ兄ちゃん目当てでトモダチになろうと近づいてくる女の子とかに傷ついたりしたことあったんだろーな。
「それが高校になって、楽しそうにみぃの話するよーになったからちょっとホッとした。」