◆◆◆◆◆next day◆◆◆◆◆




「ねぇねぇ。深見さんって、あの有名な愛留さんの妹なんだねー♪」




次の日学校に行ったら、そんな話題で持ち切り。


あむちゃんの周りに人だかりができていた。





「ほへぇ。あのぉ兄ちゃんってそんなに有名なんだ。」



「え~?小谷さん知らないのぉ?
格好良くて喧嘩強くて、この辺じゃ超有名だよ!
女の子にも人気高いし、ここらじゃ最強で通ってる族も一目置いてるしね♪」



「小谷さん、そんなヒトの妹とトモダチになれてラッキーだよねっ」





「へ?う~ん・・・

うん。
そーか、ラッキーなんだ。」



いきなりそんなことを言われてよく分からなかったけど、頷いてみた。

確かに凡人の私がそんな有名人と知り合いになれることもないもんね。

そーか。

これはラッキーなのか。