「あはは。ミーコちゃん、愛留に気に入られちゃったからねー。まぁ、飽きるまで構われてやってよ。」


「ヤダよっ。だってあれイジメじゃん。」


「あ~あれ、愛情表現だからっ♪愛留どSだしー?」


「そんな愛情いらなーい!」




プンスカ怒ってみても、遊さんには効かなくて、ケラケラ笑いながら頭をわしわし撫でられた。







「みぃ。」




不意にぉ兄ちゃんに呼ばれて視線を向けると、二人は路上の移動アイスクリーム屋の前にいた。





「しゃーねぇからオマエのもついでに奢ってやっから早く選べ。」




え・・・・?いいの?


こういうところは、なんかちょっと本当のぉ兄ちゃんみたい。