◆◆◆◆◆jealousy day◆◆◆◆◆
「ぬは~…」
バイトが終わって着替え終わったトコロ。
時間を潰して控室に入ってきた宮城が私の溜息を聞きつけて、怪訝に眉を顰めた。
「溜息吐くと幸せ逃げんぞ。それでなくても幸薄そーなのに…」
「一言余計ッ!!」
「てか、またあのにーちゃんかよ?」
「…う、う~ん。」
意外に鋭い宮城に私は曖昧に頷いた。
誕パ以来、ぉ兄ちゃんが……
しつこい。
やたら私を構いたがるし、
スキンシップは激しいし…。
懇切丁寧に拒否れば、
お菓子とかで釣ろうとするし、
仕舞いには力づくで捕獲される。
コレがぉ兄ちゃんが宣言していた
狩りなのか…っ!
てか、
私は野良にゃんこじゃ
ないんデスケドッ!?