「行くぞ。」
呻く男達を尻目にぉ兄ちゃんはそう言って、私をひょいっと肩に担ぎあげた。
「///歩けるってば!それより縛られてる手ダケなんとかしてよぉっ。」
訴えてみても無視。
そのまま外に停めてあったバイクの上に降ろされた。
あぅ……
ぉ兄ちゃんの顔が怖い。
きょどきょどと視線をうろつかせていると
とん★
目の前に箱が出てきた。
長細くて、リボン付いてる……
プレゼント?みたいな……
「いるのかよ。いらねぇのかよ。」
「え?…は?…へ?」
いきなり聞かれて更に首を傾げる私。
ぉ兄ちゃんはチッと舌打ちした。
「オマエ、今日、誕生日なんだろーが。」
「えっ……」
私は驚いて目を見開いた。