「もうもうもーうっっ!!
ただでさえ誰にもお祝いしてもらえないサイアクな誕生日なのに!!
こんなっ…
駄目だしみたいにっ…
見捨てられるのまで間の当たりにしなきゃなんないなんて…
アンタ達の所為だばかぁぁぁあああ」
涙が零れて我慢できず、うわーん、と声を上げて泣いた。
あむちゃんとの違いなんて分かってるよ。
だけど気付かないフリをすればやり過ごせる。
やり過ごそうと思ってたのに、
こんな『私かあむちゃんか』みたいな選択突き付けたら
…嫌でもハッキリしちゃうじゃん。
ぉ兄ちゃんはきっと来てくれない…
激泣きする私にうろたえて宥めようと必死な彼等。
「あわわっ、おい、泣くなよ
…え?誕生日なの?」
そんな質問も無視して、私はわんわん泣き続けた。