『川内センセイ!!』

甲高い声が響いた


斜め後ろをアタシ達は振り返った


そこには同窓会の1次会と2次会で、とことんアタシに嫌な事を言って来ていたあのイヤな女…佐伯 李花がいた。



李花は既にアタシ達の事を一瞬で悟っていたようだった



『おぅ!佐伯!
久しぶりだな
お前も今日はデートか?』


アタシは李花と目を合わせられないでいた


『先生、もしかして凛子と付き合い始めたの?
ふ~~ん
まっ凛子が丁度良いかもね。セ・ン・セ!』

意味深な言葉だけを言って立ち去ろうとした時、李花はアタシの腕を掴んで1メートルほど京介から離してアタシに耳打ちしてきた。