しばらく立ったまま抱き合っていたら京介が突然、大きな声を上げた。


『凛子!!
やべっ!!
モツが煮詰まってる!!』


はっ!!
キャベツ切っている間に一足先にモツを鍋に入れて煮てたんだった~


『わ~~!』


アタシ、変な声を上げて急いで火を消した


『京介、これ食べれるかなぁ?
焦げてはないけど、ショッパイかもだよ』



『良いじゃん!
俺、凛子の失敗作も好きだよ』



『もう!
誰が失敗させたの~
京介がアタシを抱きたいなんて言うから………』


嬉しい文句を言ってる途中でアタシの口は京介の口で塞がれちゃった…



この日は少しショッパイ、モツ鍋を食べた。

不思議とショッパイんだけど美味しかった


愛の力…かな…?


えへへ…