『どう?真っ暗だろ。ここなら凛子とエッチしても誰にも見られないよ』
真っ暗闇で先生の顔は良く見えないけど、とてもエッチな顔をしてるって悟ったアタシは正直、嬉しさと幸せを感じながらも少し怒ってみせた。
『ゴメンゴメン!!
嘘だよ。
少しだけ歩こう』
先生はアタシに手を差し延べた
アタシは初めて男の人と手を繋いだ
人の手って
彼氏の手って
温かくて心が安らいだ
『何か出て来たら俺が凛子を助けるからな』
って、格好いい笑顔を見せてくれた
『うん。信じてるよ』
こんな真っ暗闇に何も出ないだろうけど、でも何か出て来てほしいなぁ…って言う思いもあったんだ。
だって先生が戦う姿も見てみたいのもあったから…。