『そんなに反論しなくてもさぁ…寂しいじゃん。
でも凛子、可愛いよ!』


先生は凹んでみたり立ち直ってみたり何て表情豊かな人なんだろう


『先生、アタシの事
凛子って呼んだよね
なんだか恥ずかしいよさっきまで八木だったのに…』


ボソッと呟くように言ったアタシに


『だって俺の彼女じゃん!!
当たり前じゃん!!
凛子!!』


子供みたいに嬉しそうな先生に


『う、うん』

更に顔が赤くなったアタシがいたんだ。


今まで遊び感覚で付き合って来た男からはアタシそう言えば名前で呼ばれた事がなかったかも…


アタシも遊びだと思っていたけど相手も遊びでアタシと付き合っていた事に今、改めて思い知らされた。