『おぅ!何やってんだ?』



『あっ…えっとあの、あ、あたしの部屋この近くだからたまたま通ったら先生が居たって言うか…』


ま、まずい


あたし何ぎこちない話し方をしてんのよ!


男と話すのなんて朝飯前じゃん



だけど先生の前だと


あたしはこんなにもヤバいくらいに恋する乙女になってしまう。




あたし、恥ずかしくて下を見ていたら先生はそうか気を付けて帰れな…ってあたしに手を軽く振って校舎に走って行っちゃった




もしかしたら、お茶でもって誘ってくれるんじゃないかと少し期待していたんだけど、会えただけでも良いか。


もっとたくさん先生と話したかったな


もっとたくさん先生と居たかったな



先生はあたしの事をこれっぽっちも何とも思っていないんだね。