『見事にフラれたよ
八木さんは僕より川内先生が良いんだってさ……』
そう言いながら後ろにいた凛子の背中を押しながら俺の前に立たせてくれる西原に俺はもう凛子を裏切らないし離さないと誓った
俺の思いを読み取ったのかは不明だけど西原は最後までキザだけど格好良く俺に語って静かに立ち去って行った
『次、八木さんを泣かしたり八木さんの心に迷いが出たら全部キミのせいだよ
だからその時は僕が八木さんをさらいにくるから!もちろん川内先生の文句なしでね………………あっ、そうそう亀山先生には俺から説明してあげるよ。
僕はお節介なんだ……』
・・・・と、右手で少し長めの前髪をかき上げながら………