そして俺は楽しくないドライブをした




亀山は一向に辛い相談などしてこない




亀山は、俺の彼女気分になっていた



あそこに行きた~い



とか




見て!あれ綺麗~



とか




運転上手だね!かっこいい~!!



とか・・・・・を言ってくる





俺は同期としてなら亀山は好きだ



だけど女としては、こんなにウザイ女だったとは知らなかった




俺は帰りたくなって、燥ぐ亀山を無視して言った



『俺、彼女の待つ部屋に戻るわ』