里子はアタシの親友だからアタシの事を1番よく分かってくれている。

だから里子の言葉はアタシ…素直に聞き入れたいと思った。


『ありがとう里子
じゃあ安心して「坊っちゃん」を見るために今日は最後までいるから!』


里子は小さくガッツポーズをして嬉しそうに笑った。


そんな里子を見ながらアタシは……
いくら里子の直感でも里子のお見立てでもアタシが本当に恋をするなんて…


想像すらできないよ


―――そして気がついたら同窓会は始まっていた。