アタシは一気に涙が溢れ出した
そして涙でぼやけながら部屋の掛け時計をみると、もう24時に近い
京介からのEメールがアタシの元に受信されている時間は21時22分
ラーメン食べるのにこんなに時間がかかるの?
ねぇ京介、あなたは1度、部屋に帰って来ている
そしてアタシが帰って来た時に明るい方が良いと思って部屋の電気を付けてまたこの部屋を出て行ったのね
1度、部屋に帰って来たのはアタシの為に電気を付けに帰ったのではなく亀山先生を白馬くんに乗せる為に白馬くんの鍵を取りに来たんだよね。
部屋の灯をつけたのはついで…なんだね……
アタシはそう思いながら白馬くんの鍵がいつも置いてある場所を見た――――。