凛子…お前のあの表情を見た時、俺は凍り付いたよ


凛子が戻って来なくなるんじゃないかって


しかも祥子が意地悪を言って更に凛子を傷付けてしまった



俺は生まれて初めて女を殴った


気が付いたら祥子を殴っていた


一瞬にして祥子の頬は赤く腫れ上がっていて祥子は患部を手で押さえながら俺を睨み付けて言った



『絶対に私の彼氏になってもらうわよ!!
私はやっぱり京介じゃないとダメだって4年経って気がついたのよ!!』


俺は祥子を初めて哀れに思った


『祥子お前、俺じゃないと…じゃなくて男に捨てられたから俺を思い出して俺の所に来たんじゃないのか?
もう俺は祥子の事を愛してない
友達だとも思ってないだから俺を巻き込まないでくれよ……』