『じゃあ、京介!
またすぐに新しい着替えを持って来るから』

そう言いながらアタシはブーツを履く。


『凛子、本当に送らなくて良いのか?
どうせなら白馬で一緒に行ってまた一緒に戻って来れば良いじゃないか?』


8帖1Kの京介の部屋はそんなに広くないのに玄関まで来てまだ言ってくれている。



『いいの!!
アタシさ、京介にサプライズがあるの!!
だから付いて来られたら困るんだから我慢して。お願~い!!』


アタシの顔の前でお願いポーズをして京介に言ったら、その京介へのサプライズが気にいったみたいで可愛く『じゃあ待ってる!』だって。


ほんと子供みたいなんだから~