……と、いう具合だね。え?終わり方が微妙だって?仕方ないじゃん、あの続き見たくないでしょ?



私なりの配慮である。有り難く受け取りたまえ〜。



「さーて、シチューシチュー♪」



ポテチを噛みしめながら、具材を包丁で切っていく。



黒羽の研ぐ包丁は切れ味がすごい。効果音が一般的なトントンじゃなくて、スルスルだもん。



鶏肉も玉ねぎも我が家では入れるブロッコリーも黒羽の嫌いな人参も、何の抵抗もなく切れる。



感嘆する反面、そんな風に研げる黒羽がちょ〜っとだけ怖い。



それから作り続けてシチューを完成させる。黒羽呼びに行こうかなぁ。でも食事前にグロいもん見たくないなぁ。



シチューだから温め直せばいいんだけど、一人で食べるのも淋しいなぁ〜。



「く〜ろ〜は〜!!」



何て呼んで来たら吃驚だね。何てったって作業室は防音だから。だから悲鳴が聞こえないんだよ?