「いや、付き合ってはないと思うよ」



「そうなの?でも、お似合いだと思うんだよね。淵川くんはそう思わないの?」



「えっ、俺?」



いきなりふられて戸惑う淵川くん。そういえば何で三人屋上にいたんだろう。



やっぱり修羅場だったんじゃ……。



「俺は……、その、別に」



何とも素っ気ない返答であった。



「ふぅん、まぁ、いいや」



「うん、いいよ。それじゃあ気を付けて。さよなら荻南さん」



「うん。また明日ね、淵川くん」



淵川くんは静かに帰っていった。よしっ、準備準備、戦闘準備。