道路は途中で切断されたように、勾配の途中でパッタリと無くなっていた。
「うぎゃああぁぁ~~~~~っ!!!」
猛スピードで走っていたアニキ達の車は、まるでスキーのジャンプのように、勢いよく道路の切れ目から飛び出した!
「予定通りね♪」
「でも、ちょっと可哀想ですにゃ♪」
「まあ~ヘリからロケット弾撃ち込まれるよりはいいでしょ♪」
道の切れ目の下には、宙に舞う車を笑顔で見上げる、ゆみ、メイ、セイ、そしてシンの姿があった。
高さ10メートルはあろうか……
車内では、アニキとヤスが絶叫しながらお互いに抱き合っていた。
「これのどこが助かる方法なんだよぉ~~!」
放物線を描く車は、その先に建っている建物に向かって突っ込んでいった。
ガッシャ~~ン!!
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