テロリストに刃向かっても、全く勝ち目など無いと悟ったアニキ達は、なんとか羽毛田に見逃して貰おうと、必死に交渉を試みた。


「人質も身の代金も、今はそっちにあるんだろ!俺達の事は、見逃してくれたっていいじゃないか~!」


『ダメだ!
お前達、取引の時に俺をコケにしただろ~が!このオトシマエは、きっちり取ってもらうぞ!』


「オトシマエって……いったい……」


『言葉の通りだ♪
俺を本気で怒らせたんだ!覚悟しておくんだな!』


「ひっ!ひえぇ~!」


交渉は、あっさりと決裂した。