しかもその日の私は運が良くて。

暗くて怖がってる私と
先輩は一緒に帰ってくれた。


他愛もない話をしながらの帰り道は
40分間もあるはずなのに
一瞬だった。



途中
先輩が言ってくれた
「歩道側に来とき。」

あんまり女の子扱いされたことない私。


私はどんな顔をして
返事したのかも覚えてないくらい
嬉しかった。