それから数日が経って、
ケイがシンを連れて遊びにきた。

初めて会った日は、
シンはサングラスだったし暗くて
顔がよく見えなかったけれど、
家の中でサングラスを外したシンは
まだ幼さの残る童顔で
すごくイケメンだった。
だけどシンの瞳は
死んだように暗く
吸い込まれそうになるほどに
恐ろしい目をしていた。

シンはあまりしゃべらず
ケイが言った通り
あたしからは離れた場所に座って
表情さえもシンからは
感じられなかった。

ケイとはいつも大はしゃぎするあたしが
シン一人がいることで
空気が重く冷たく感じて
うまく話せなかったことを今も覚えてる。