「それで何で一瀬が来たからって、疲れるの?」
まぁ・・・何というか・・・。
あんなに一緒にいたのは初めてで。
「まぁ、慣れないことをしたからで・・・」
「あぁ、なるほどね。たしか詩姫と一瀬って家が隣なんだよね。話したこととかないの?」
たしかに、一瀬と私は家が隣だけど!!
親同士が仲いいだけで、私たちは顔を合わすくらいしかしたことがない。
「ないからさっき困ったんじゃん!!」
小学校の頃から隣同士だけど、あんなに一緒にいて話したのは初めてだと思う。
「まぁ、あの一瀬がいきなりきたらそりゃビックリするよね」
そんなことを話していたらいつの間にか4時間目が始まり、その時は一瀬も戻ってきて授業を受けた。