夏休みが終わってすぐに、体育祭と文化祭の準備が始まった
リレーの選手決めたり、出し物を決めたり、
私はリレーの選手になってしまった……
私…遅いぜ(苦笑)
「リレーの子、集まって~!」
ななちゃん…番長が言った
「れっさん、マッハ10で走って!」
さあやちゃんが私の方に顔を向けて言った
「いやいや、無理だから(笑)」
「れっさん、さあやちゃん、バトン、2つ持ってきてくれん?」
番長が顔の前で手を合わせお願いをした
「はいよ~」


バトンを取りに玄関の方に行くと、錐と優大がいた
錐と優大も男子のリレーの選手に選ばれたのだ
「お、玲那、さあや、お前たちリレー?」
錐が聞いてきた
「うん、今、リレーのバトン取りに来たんだ」
「オレたちも!、オレ何色にしよーかなー?」
「お前女か!早くしろって」
優大が呆れ気味で言った
「私も何色にしよー?」
私が選んでいると、優大が黄色のバトンを出した
「お前はこの色が似あうから、これにしとけ」
「う、うん!」
なんでだろう…優大、顔が赤かったけど…
「れっさん、行くよー」
さあやちゃんが私を呼んだ
「へいッ」
優大のことは、まぁ、気にせずに。


「バトン来たんで、一回走ってみまーす!!」
真愛ちゃんから走り、さあやちゃんに。
次は亜須香から……あ、私だ。
さっきから痛い、脇腹をおさえて、走った