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「ひじ、ぃ……はぅっ」

「姫、愛してる、姫……」


その晩、小野寺は土方に溺れた。



「土方、やめ…っ、そこはやだ…!」

「可愛い」



思わず赤面してしまうような恥ずかしい台詞を囁き、宝物のようにきゅっと抱きしめる。




嗚呼、
愛されてるなあ、私。






汗ばんだ土方の鍛え抜かれた身体はあまりに綺麗で、見とれてしまう。



「……………アッ…」

「姫、可愛い」

「…ぁ、ま、またそう言ってからかって……くぅ…っ」


「かーわいい」









――そうやってはにかんで笑う君が可愛いから、怒れないんじゃないか。





「うつ伏せになれ」

「え、いや、もう無…」

「なれっつってんだろ」







…そういう俺様な態度は気にくわないんだけどね!